1月13日の福島地裁判決傍聴、不当判決抗議行動、報告集会、宣伝行動へのご参加・ご支援、またカンパを頂き、ありがとうございました。
「福島地裁は死んだ!」原告も被告もいない法廷に傍聴者から、抗議と怒りの声が上がりました。1月13日、開廷した原発避難者追い出し裁判で、小川理佳裁判長がか細い声で何かをつぶやきます。「聞こえないよ」傍聴席から声がかかります。視線をあげず、主文らしき2~3行を読みあげ姿を消した裁判官。「これは裁判じゃない」「逃げるな」「理由を説明しろ」傍聴席は激しい抗議と怒号に包まれました。判決は、避難者の住居明け渡しと損害金の支払いという福島県の主張を追認した「不当判決」でした。
福島地裁前で抗議のシュプレヒコールを上げた後、場所を移し記者会見・報告集会。参加した被告(避難当事者)は「本当におかしい」。仕事で参加できなかったもう一人の被告は、メッセージで「何一つ納得できない」と最後まで闘う決意を述べました。裁判官忌避事件は最高裁で継続中であるのに、判決を強行した不当な訴訟指揮に抗議し、被告と弁護団は法廷をボイコットしていました。柳原弁護士は、「『避難者追い出しは、国際人権法に違反し、知事の裁量権を逸脱し違法である』との最大の争点をたった数行で切り捨てたいびつな判決だ」と強く批判しました。
支援者は、その後、福島駅頭と福島県庁の二手に分かれ、抗議のチラシ配布・宣伝行動に取り組みました。気持ちよく受け取り「ご苦労さまです」と声をかけてくれる福島県民、福島県庁職員の姿に励まされた行動でもありました。
くやしい結果でしたが、追い出し裁判を3年間、粘ってきた闘いは、次の舞台に引き継がれます。今後、当事者・弁護団による判決文や方向性の検討を踏まえ、事務局で話し合い、改めて、今後の取り組みをご報告します。引き続くご支援をよろしくお願いします。
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