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masa2616

2月4日第5回弁論へのご支援ありがとうございました。

 原発避難者追い出し裁判の第5回弁論が2月4日、福島地裁で開かれました。この日のメインは、母子避難した当事者の意見陳述。わずか7,8分の限られた時間で思いの一端しか語れなかったものの、原告(福島県)の行政の怠慢を突く陳述となりました。(*別添、意見陳述要旨)

 当事者は裁判所前での事前集会で「初めてのことで緊張しているが今日は言いたいことをいっぱい話したい」とあいさつ。かけつけた支援者から「がんばれ」「応援してるよ」の声がかけられる。

 法廷は、密を避けるために傍聴席は半分でしたが、ほぼ全席を埋めました。

意見陳述に立った当事者は、避難してから住居と職を転々としてきた経過を述べ、「福島県は(相談や安価な物件紹介どころか)訪問して追い出しを迫ることしかしてこなかった。すごいプレッシャーだった。住宅が無償提供だったから生活できた。公営住宅を希望しても世帯要件の壁で入れなかった。持病の腰痛で職が安定しないのにどうして裁判で追い出しを迫るのか、納得いかない」と訴えた。

 避難者代理人の柳原敏夫弁護士は、準備書面(6)を提出し、内堀県知事が無償提供打ち切りを発表した2015年6月15日の決定過程・議論・判断理由の開示等を要求しました。(*別添参照)

「打ち切りの出発となった決定過程が全く明らかにされていないため、まともな議論・反論もできない」との要請に「回答する必要がなければ回答しない場合もある」と具体的な議論から逃げる姿勢でした。「それはないでしょう」と怒る弁護士に、裁判官は「そう言ってるのですから」と擁護する始末でした。行政の不備があからさまになることを徹底して避け、自信のなさを露呈した弁論でもありました。

 しかし、裁判官はこの日「結審」をちらつかせ、早期終了の態度を表明しています。次回は3月25日、次々回は4月26日と、日程が決まりましたが、その後いつ結審されるかわからない、不満の残る裁判進行でした。

 不当な住宅打ち切りー強制追い出しの問題を訴える集中した活動が問われています。事務局会議で行動方針を検討します。引き続きご協力お願いします。なお、当日の報告会はリモートでつなぐ予定でしたが、機械の不都合が生じ、視聴を希望されていた皆さんに大変ご迷惑をおかけしたことをお詫びします。一部について記録を残しているので、聞きづらい個所もありますが視聴ください。






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